沖縄ハワイ協会は7日、ハワイの捕虜収容所で亡くなった県出身戦没者の慰霊祭を実現するため実行委員会を発足した。ハワイで戦没者を悼み恒久平和を誓う。
今月中旬にも、開催日時や場所などを決める。
実行委員は、遺族や沖縄ハワイ協会員、嘉手納町教育委など計11人で構成される。共同代表は沖縄ハワイ協会の高山朝光会長と、ハワイでの遺骨収集を政府に呼び掛け、調査してきた渡口彦信さん。ハワイの収容所で1年半過ごした渡口氏は「捕虜になった県出身者が3千人余りいた。まだハワイに遺骨が残っている。せめて慰霊祭を開きたい」と語った。
同日嘉手納町役場で開かれた会合で、高山共同代表は「鎮魂の祈りをささげ、平和を希求する慰霊祭にしたい」と語った。