日本バスケットボール協会は7日、2020年の東京オリンピックへ向けた日本代表候補の重点強化選手68人を発表した。琉球ゴールデンキングスのPG岸本隆一(26)=屋部中―北中城高―大東文化大出=が2回目の選出となり、同球団のPG津山尚大(20)=北谷中―福岡大付大濠高出、滋賀レイクスターズのPG並里成(27)=コザ中―福岡第一高出=は初選出となった。
Bリーグ、大学生や高校生、留学生などの海外組から選出された。これらの重点強化選手を対象に継続的な強化合宿が実施される。東京五輪出場のため、まずは19年ワールドカップ出場と活躍を目指す。年内は東京都内で3日間の合宿が2度行われ、並里と岸本が参加する。岸本は16年7月に日本代表にキングスから初選出されて以来となった。
全米大学体育協会(NCAA)1部でプレーするゴンザガ大の八村塁やジョージ・ワシントン大の渡辺雄太らが名を連ねた。36歳の田臥勇太(栃木)や旧ナショナルリーグ(NBL)の昨季のプレーオフ最優秀選手に輝いた辻直人(川崎)、日本の学生では馬場雄大(筑波大)らも含まれる。
東京五輪に開催国枠が設けられるかは未定で、日本協会の東野智弥技術委員長は「マジックのように急にはいい選手にならない。一歩一歩やる」と話した。