若い力、躍動 県中文祭開幕


社会
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花城愛美さん

 中学生が日頃の文化系部活動などの成果を披露する第22回県中学校総合文化祭(県中学校文化連盟主催)が10日、浦添市のてだこホールを主会場に開幕した。11日までの2日間で、郷土芸能などの舞台発表に約900人が出演する。書道や美術など約2200点の作品展示もある。

 会場周辺の風景を3時間でスケッチし出来栄えを競う「アートコンテスト」も開かれ、15校の91人が参加。最高賞の県中文連会長賞は与那原中2年の花城愛美さん(14)が受賞した。花城さんは「影を意識して描いた。受賞には驚いたがうれしい」と語った。

躍動感あふれる「棒踊り」を披露する与那国中の生徒ら=10日、浦添市のてだこホール

 舞台発表は郷土芸能や演劇などの発表があった。与那国中の生徒11人は与那国島の郷土芸能「棒踊り」の躍動感あふれる演舞を披露した。同中3年の前外間大晃さん(15)は「全員の息を合わせることを意識した。練習の成果を出せた」と満足げだった。

 教育に新聞を活用するNIEの一環で美東中の生徒6人が琉球新報社の速報車「りゅうちゃん号」で速報約千部を発行した。発行に参加した同中3年の島袋七星さん(15)は「舞台に立つ生徒たちの思いを取材し、伝えることができた」と振り返った。