【中国時報】仕掛け人説を否定 台米会談でイェイツ氏


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 米国のチェイニー前副大統領の国家安全保障担当顧問、スティーブン・イェイツ氏が6日、台北市内で記者会見を開いた。イェイツ氏は蔡英文総統とアメリカのトランプ次期大統領との電話会談を水面下で働き掛けたと噂(うわさ)されているが、彼は改めてこれを否定した。

 蔡総統は電話でトランプ氏の当選に祝意を表したが、米国が台湾を国と認めてこなかったことから「この祝福の電話を受けるのに数十年かかったことは恥ずべきこと」と強調した。

 今回の会談は「重要で小さな一歩だ」と評価したが、「台湾の人々は現時点で米国の政策が大きく変わることを期待すべきでない」と語った。また、トランプ氏が蔡英文総統を「台湾総統」と呼んだことについては「彼女が総統だからであり、中国大陸に対する挑発とは思わない」との考えを示した。