【中国時報】ムスリム観光に商機 対応ホテル増加策


社会
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 ムスリム(イスラム教徒)の観光客の誘致のため、台北市観光伝播局は「ムスリム・フレンドシップ・ホテル」政策を推進している。今年は新たに16のホテルがイスラム寺院・台北清真寺の認証を得てムスリム対応ホテルになった。ホテルは1泊数百元の若者向きから高級温泉旅館まで様々なランクがある。当局は、来年新たに35軒まで増やすことを目標としている。

 大陸客減少の衝撃により中央政府が「新南向政策」を推進し、観光産業がムスリム観光に商機を見い出した格好だ。

 ただ、ムスリム対応のホテルとして認証されるには(1)ハラール認証の食品を提供する(2)祈祷(きとう)施設を設ける(3)客室内はアルコールや人物の肖像画を置かない-ことなど一定のハードルがある。