認知症理解し受診を 新報女性サロン 嘉数さん講演


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嘉数世利子さん

 第85期新報女性サロン(琉球新報社主催)の第6回講座が13日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開かれた。糸満市のグループホームひめゆり所長の嘉数世利子さんが「認知症予防と笑いヨガ」をテーマに講演した。認知症の高齢者との触れ合いをユーモアを交えて紹介し「治らない認知症と治る認知症がある。正しく判断するために、受診が必要だ」と受診の必要性を説明した。

 嘉数さんは、アルツハイマー型などの認知症の種類と症状について説明した。その上で「認知症の本人が一番つらい。家族に叱責(しっせき)されると、記憶はなくなっても、つらい感情が残る。怒らないで脳の病気だと受け止めてほしい」と、認知症の人への対応について話した。