グスク時代の遺跡発見 西普天間に集落跡 県議会一般質問


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 県議会11月定例会は13日、一般質問最終日の質疑が行われ、7人が登壇した。平敷昭人県教育長は、宜野湾市の西普天間住宅地区で実施している文化財調査で、中央部分と西側斜面緑地付近でグスク時代の集落跡や土器、泉や墓が発見されたと明らかにした。平敷教育長は「地域の歴史を理解する上で重要な文化財が良好な状態で残されている」と述べた。新垣清涼氏(おきなわ)への答弁。

 謝花喜一郎知事公室長は消防防災ヘリ導入について、各消防本部や市町村を対象に導入可否などに関するアンケート調査を実施していると説明。「検討会を設置し、市町村の意向を踏まえヘリ発注形態も含めた検討を行う」と述べた。渡久地修氏(共産)への答弁。

 安慶田光男副知事は米海兵隊の役割について「これから沖縄にどうして必要かというのは(沖縄)防衛局や関係(機関)などと検証し、あるいは問い合わせていきたい」と述べた。赤嶺昇氏(おきなわ)への答弁。

 宮城理土木建築部長は、昨年度の県と国の発注工事での県内業者の受注状況を報告。土建部発注の県内受注率は件数で95・4%、金額で85・2%。沖縄総合事務局は件数で79・5%、金額で46・3%。沖縄防衛局は件数で83・2%、金額で59・3%だった。赤嶺氏への答弁。

 ほかに大城一馬氏(社民・社大・結)、崎山嗣幸氏(同)、亀浜玲子氏(同)、上原正次氏(おきなわ)が登壇した。