琉球新報社 
【神奈川】おきつる協会（金城京一会長）主催の第３回おきつる芸能祭が１１月２７日、横浜市鶴見のおきつる会館３階ホールで行われた。年配者をはじめ、未就学児を含む子どもたちや出演者ら約１２０人が集い、琉球舞踊、琉球民謡、沖縄ポップスを楽しんだ。
金城会長は「今年で３回目の芸能祭。他の催しに及ばないかもしれないが、プログラムは盛りだくさん。沖縄の素晴らしい芸能を楽しんでください」とあいさつした。来年は８０回の芸能祭を迎える川崎沖縄県人会の比嘉孝会長は「鶴見にも琉球舞踊、三線教室はたくさんあり、今後の発展は間違いありません」とエールを送った。
第１部は砂邊美智子琉舞練場と唄・三線は琉球民謡登川流大城康彦民謡教室が登場。「かぎやで風」に始まり、砂邊美智子さん、瑞慶覧洋子さんの「初春」「鳩間中森」などあり「かぎやで風」も踊った小学３年、比嘉アイカさんの愛嬌（あいきょう）たっぷりの「ちんぬくじゅーしー」に大きな拍手、指笛が鳴り響いた。
第２部は鳩間島出身のかじくあつしのポップス。ユーモラスに自己紹介しながら「鳩間中森」「やいま」などの八重山民謡や沖縄ポップスを歌い、最後は陽気にオリオンビールのコマーシャル「美ら島の祭」で会場を盛り上げた。
３部は知念榮琉球民謡教室。知念師匠と太鼓のほかは「ヤマトンチュ」という皆さんが「ナークニー」ほか「兄弟小」「与勝海上巡り」などを熱唱した。終演後会場で懇親会があり、最後は全員でカチャーシー、昔をほうふつさせる沖縄の村祭りで締めくくった。（中村孝通信員）
