嘉手納でもクラスAの事故 米哨戒機、牽引装置外れ機体に衝突


この記事を書いた人 金城 美智子
嘉手納飛行場に配備されているP8哨戒機(米海軍ホームページより)

 米海軍によると、米空軍嘉手納基地で19日午前6時にP8哨戒機が最も重大な事故と位置付けられる「クラスA」の事故を起こした。記録によると、牽引(けんいん)装置が外れ、前輪と胴体下部に衝突し損傷が発生した。

 米軍機を巡っては今月13日に米海兵隊普天間飛行場所属のMV22オスプレイが名護市安部の浅瀬で墜落し、同じく最も重い「クラスA」に位置付けられている。同日には別のオスプレイが普天間で胴体着陸を起こす事故も発生しており、重大事故が相次いでいる。

 嘉手納町は20日午後6時ごろ、沖縄防衛局から「けん引を伴う通常整備中、P8の前輪と胴体下部に小さな破損が生じた」「軽微な事案に対する調査が行われている」と報告を受けた。負傷者は確認されていない。
【琉球新報電子版】

けん引中に前輪と機体に損傷を受け、クラスAの重大事故と分類された米海軍P8哨戒機の同型機=2013年、米空軍嘉手納基地