【中国時報】エイズ治療新薬 臨床試験を開始


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 台湾の製薬会社・中裕新薬(タイメッド・バイオロジクス)は、エイズ治療の新薬であるTMB―607の人への臨床試験を始めることを正式に発表した。中裕新薬と米国のテンプル大学のジェフリー・ヤコブセン医師と共同で実施する試験で、既に米食品医薬品局(FDA)の許可を得て皮下に筋肉注射する臨床試験を行っている。

 今回の臨床試験では35人が参加。投薬後10週間の追跡調査を行い、薬の安全性や耐性、薬力学などの数値をみる予定。第1期臨床試験は2017年に完了する予定だ。

 臨床試験は、各部門の審査や執行機関の手続きの関係で開始時期が遅れていた。

 テンプル大学には15日に正式な通知が届いたが、既に13日に臨床試験を開始していた。