首長選挙、天王山へ試金石 来年は知事、名護市長選


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 2017年は1月22日の宮古島市長選、2月12日の浦添市長選、4月23日のうるま市長選と、県内11市のうち3市で立て続けに市長選が予定される。国政では、議員任期が折り返しを過ぎた衆院の解散・総選挙が年内に行われる可能性があり、県内4選挙区で現職が態勢を整える。18年には名護市長選や県内政局の天王山となる知事選が控える。今年の一連の選挙は来年の重要選挙の行方を占う試金石ともなる。

 2014年の県政交代で県内政局は一変したが、基地問題を中心に政権との対立軸や政党間協力の在り方など、選挙戦の勢力図や対決構図は定着しつつある。昨年12月、辺野古訴訟の最高裁判決で県側の敗訴が決まったが、翁長雄志知事は「辺野古新基地建設阻止」に向け政権との対決姿勢を一段と強めており、今後の選挙でも辺野古が重要争点となるのは間違いない。

 次期衆院選は県内4選挙区に現職計9人全員が出馬する見込みで、前回と同じ構図となりそうだ。

 14年12月の前回衆院選では、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」の立場を掲げる候補が県内4選挙区で全勝した。「オール沖縄」勢力は次期衆院選でも現職4人を擁立する構えで、政党や経済界、労組などを交え体制構築に向け協議を重ねている。

 前回選挙区で敗れ比例復活を果たした自民と維新の現職5人も雪辱に向け、支持者を集めたパーティーを開くなど引き締めを図っており「常在戦場」の構えで準備を進めている。

 一方、17年は3市のほか6町村で首長選、8市町村で議員選挙も実施される。中でも、翁長知事のお膝元でもある県都・那覇の市議選(7月9日)もあり、動向が注目されている。