那覇空港は2日、年末年始を沖縄県内で過ごした県出身者や旅行客のUターンで混雑した。航空各社の窓口は手続きのため行列ができ、手荷物検査のゲートは名残を惜しむ搭乗客と別れを告げる家族や知人でごった返した。
那覇市の金城誠輝さん(67)は、妻と2人の孫を連れて東京から帰省していた三男の直輝さん(31)を見送った。「沖縄にいる長男、次男を含め、家族そろっていい正月を迎えることができた」と笑顔で手を振った。
直輝さんも「ゆっくりと過ごすことができた」と、久しぶりの帰省に癒やされた様子だった。
帰路に就く人々は正月に夏日を記録した暑い沖縄に別れを告げ、冬の日常生活へと戻っていった。