オスプレイの空中給油あす再開 日本政府は容認


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍普天間飛行場所属の米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=12月19日午後3時16分、宜野湾市

 【東京】墜落事故を受けて空中給油訓練が停止されている米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、防衛省は5日午前、米軍が6日から同訓練を再開すると発表した。日本政府は飛行再開を容認する。詳細な事故原因が不明なまま、昨年12月13日の事故から1カ月たたない状況で飛行全面再開となる。
 稲田朋美防衛相は米側による「安全対策」が防衛省、自衛隊の専門的知見などからも「妥当」だとして「有効であることが確認できたことから、防衛省として6日に空中給油訓練が再開されることを理解する」とのコメントを発表した。
 墜落事故は昨年12月13日に発生し、米軍は同月19日から空中給油を除いて飛行を再開していた。
 米軍は事故当時と同様に、天候や飛行条件の場合の同訓練の手順確認、地上でのシミュレーションなど必要な教育を実施したと日本側に説明している。【琉球新報電子版】