【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ周辺で9日、米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイが複数回にわたって低空飛行するのが確認された。飛行したルートの付近には家や学校もあり、市民からは怒りの声が上がった。
オスプレイはシュワブ内に複数箇所あるヘリパッドで離着陸の訓練を実施したとみられる。付近にある国立沖縄工業高等専門学校(沖高専)や国道329号沿いにあるコンビニ、シュワブゲート上空で低空飛行していた。
県統一連の瀬長和男事務局長はオスプレイが名護市安部に墜落したことに触れ「事故原因がはっきりしていないのに民間地や学校の周辺を(オスプレイが)飛んでいるこの状況はおかしい」と指摘。「日本政府はよく『沖縄に寄り添う』と言っているが、寄り添う気があるのなら、米軍に強く抗議するべきなのにやっていない」と憤りをあらわにした。