相次ぐ重大事故で要請 北谷町議会が防衛局に


この記事を書いた人 松永 勝利
意見書を池田眞人企画部次長(左)に手渡す北谷町議会の田場健儀議長=13日11時23分、嘉手納町の沖縄防衛局

 【北谷】昨年12月の米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの墜落など相次ぐ米軍機の重大事故を受け、北谷町議会(田場健儀議長)は13日、沖縄防衛局を訪れ、日米地位協定の抜本的な改定や在沖米軍基地の整理・縮小を求める意見書を担当部局の職員に手渡した。併せて町内で発生した米軍人の道交法違反(酒気帯び)事件の再発防止と具体的な解決策の実施を求める意見書も手渡した。
 田場議長は「相次ぐ米軍機の事故に県民(の怒り)は限界を超えている。防衛局が積極的に情報を集めて公表すべきだ」と求めた。池田眞人企画部次長は「事故の情報があれば、伝えるようにしたい。要請も踏まえて米軍に当たりたい」と回答した。
 米軍人の道交法違反については本多宏光管理部長から「あらためて米側に米軍人軍属の飲酒運転への対応の徹底を求め、厳正に対処するよう要請していく」と回答した。【琉球新報電子版】