新春のやんばる路を満喫 海洋博公園全国トリムマラソン


この記事を書いた人 松永 勝利
スタートの号砲で一斉に走り出す備瀬福木並木コースの参加者=15日午前9時半、本部町の海洋博公園

 【本部】第38回海洋博公園全国トリムマラソン大会(主催・国営沖縄記念公園事務所、同実行委員会、共催・本部町、琉球新報社、沖縄美ら島財団)が15日午前9時30分、本部町の海洋博公園と周辺地域を走る備瀬福木並木コース(約10・0キロ)を皮切りに始まった。「遅いあなたも主役」のテーマの下、自分のペースで走りながら花と緑に囲まれたやんばるのコースを堪能する。
 今大会には県内外からファミリーエンジョイ公園コース(約3・5キロ)に2585人、フラワーガーデンコース(約6・0キロ)に736人、備瀬福木並木コースに1105人、伴走者を合わせて計4455人がエントリーしている。
 スタート前に開かれた開会式で大会長を務める花城良廣沖縄美ら島財団理事長は「県内初のトリムマラソンとして長い歴史を持ち、全国24万1千人の方々が参加している。輝く木々の緑やかれんに咲く花を始め、備瀬区の歴史ある福木並木や伊江島など美しく豊かなやんばるの景観を楽しみながら走ってほしい」と参加者を激励した。
 高良文雄本部町長は歓迎のあいさつで「沖縄の新春の大会として定着し、本部町も喜んでいる。いい天気なので本部町の環境を満喫し、終了後は町の特産品を味わってもらいたい」と力を込めた。
 この日は雲が広がり、肌寒い天候になったが、ランナーは防寒対策もした上でレースに臨んだ。【琉球新報電子版】