宜野湾市長が防衛局に抗議 夜間騒音、異音「容認できない」


この記事を書いた人 松永 勝利
中嶋浩一郎沖縄防衛局長(右列手前から2人目)に抗議・要請文を手渡す佐喜真淳宜野湾市長(左端)=17日午前10時5分、嘉手納町の沖縄防衛局

 【中部】宜野湾市の佐喜真淳市長が17日午前10時、沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、米軍普天間飛行場での米軍機の夜間騒音や12日夜に発生したCH53大型ヘリの異常音について抗議し「市民の不安を増すような運用は容認できない」と訴えた。中嶋局長は謝罪した上で「夜間の飛行禁止は常に話しているが、なかなかゼロにならない。引き続きやっていくしかない。真摯(しんし)に対応する」と話した。
 宜野湾市には12~14日にかけて「いつもと違う音がする。墜落しないか」「気が狂いそうだ。午後8時に帰宅し、10時近くまで何十回も壊れているような音を立てて飛んでいた」などの苦情が市に33件寄せられた。
 市によると2016年度、苦情が過去最高だった15度の363件を上回る勢いで増加しており、16日までに348件寄せられている。【琉球新報電子版】