経済

「石油の安定供給に努める」 南西石油の新社長が抱負

南西石油の完全子会社化を会見で説明する(右から)太陽石油の岡豊社長、南西石油の太田武之社長、金城和一取締役=17日午前11時30ごろ、県庁

 南西石油(西原町)の新社長に就任した太田武之氏が17日午前、同社の新たな親会社となった太陽石油(東京)の岡豊社長と共に県庁で記者会見し、今後の経営方針などを説明した。太田社長は「旧南西石油の業務を円滑に受け継ぎ、県内の石油製品の安定供給に務めていく。雇用の安定にも責任を持ち、沖縄の地で業務分野を広げていきたい」と就任の抱負を述べた。
 四国を拠点とする太陽石油は昨年12月28日付で、南西石油の発行済み株式265万5664株をブラジル国営石油企業のペトロブラスから1億2928万ドルで買収し、完全子会社化した。太田氏は太陽石油常務執行役員として、2015年11月に発足したプロジェクトチームのリーダーとして南西石油の取得を担当してきた。
 南西石油は今後、愛媛県にある太陽石油の精製工場で製造されたガソリンや軽油、灯油など石油製品を沖縄に移送して貯蔵し、県内の販売業者に卸供給していく。ペトロブラスが停止した南西石油の精製施設は解体すると説明した。
 岡社長は「沖縄と市場の規模が似通う愛媛で太陽石油は3割のシェアだが、旧南西石油は沖縄で6割のシェアがある。少子高齢化で国内の石油需要が縮小する中で、今後も需要が増すジェット燃料の販売も期待できる」と述べ、沖縄への進出の狙いを語った。
 140人余の社員について太田社長は「61人の雇用について責任を持って守っていく。残りの希望退職者はペトロブラスが責任を持つことになっているが、南西石油としてもバックアップしたい」と述べた。【琉球新報電子版】



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