県内最大級のIT体験イベント「IT津梁まつり2017」(県主催)が20日、豊見城市民体育館で始まった。県内のIT企業20社のほか、工業高校や専門学校など26校が参加した。多くの学生らが来場して、小型無人機「ドローン」やバーチャルリアリティー(VR)など最新のIT技術に触れて学んだ。21日まで。
人型ロボットの「NAO(ナオ)」と「Pepper(ペッパー)」が会場入り口付近で来場者を出迎えて、会話したり音楽に合わせて踊るなどしたりして、子どもたちを楽しませた。
国際電子ビジネス専門学校の生徒は「ゴジラ」の目線で街を破壊するVRゲームの体験ブースを設けた。浦添工業高校の生徒はブロック玩具「レゴ」を活用して製作したお菓子をすくい取る「UFOキャッチャー」ゲームを紹介した。
各社・学校は子ども向けのプログラミングや立ち乗り型の自動二輪車「セグウェイ」などIT機器が体験できるコーナーを設けた。
トライエア(豊見城市、豊田和男代表)が出展した模擬飛行訓練装置(フライトシミュレーター)を体験した名護商工高校総合情報科1年の大城愛梨さんは「いろいろな分野のITがあることに気付かされた。いろいろな物に触れて、自分の将来を考えるきっかけにしたい」と話した。