飛行再開、怒りの拳 オスプレイ、市民ら抗議集会


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宜野湾市役所前で、新型輸送機オスプレイの飛行再開などに抗議する人たち=21日午後

 【宜野湾】昨年12月に米軍普天間飛行場所属のオスプレイが墜落し、わずか6日で飛行を再開したことに対し、宜野湾市民らでつくる「島ぐるみ会議・ぎのわん」は21日、市役所前で抗議集会を開いた。約140人が参加し「危険なオスプレイを撤去せよ」「県民の命を守ろう」と声をそろえ、拳を突き上げた。

 20日、うるま市与那城伊計の農道に普天間飛行場所属AH1Z攻撃ヘリが不時着したことにも反発の声が上がった。

 伊計島出身で第2次普天間爆音訴訟原告団長の島田善次さん(76)=宜野湾市嘉数=は「わが生まれ島に落ちるとはどういうことか。このマジムン(魔物)」と憤った。集会参加者に「物言わぬ民は滅びると言うが、行動しない民も滅びる。座り込みなど具体的な行動に移そう」と訴えた。