校歌探訪 名護市立安和小学校


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 本島北部の西海岸に位置する名護市立安和小学校は嘉津宇岳や安和岳の山々に囲まれる一方、名護湾の海も近くにあり、豊かな自然に恵まれている。校歌は、そうした山や海の風景が織り込まれた場面から始まるのが印象的だ。
 同校の歴史は長い。1908年4月に屋部尋常高等小学校から安和尋常小学校として分離・独立して以来、約109年を迎える。年4月に安和尋常高等小学校に改称後、戦時下の年には安和国民学校となった。戦後は安和初等学校を経て年から現在の名称である安和小学校となった。
 校歌が制定されたのは、沖縄が米統治下にある日本復帰前の時代、1960年だった。戦禍で消失した校旗も寄贈した照屋規太郎氏が作詞を務め、富永忠男氏が作曲を担当した。