【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、5日午前8時ごろ、辺野古沖の海底ボーリング(掘削)調査で使用される大型特殊船「ポセイドン1」(4015トン)が名護市辺野古の臨時制限区域内に到着した。そのほか大型のクレーン船2隻、大型コンクリートブロックを数十個積んでいるとみられる大型船2隻も臨時制限区域に入った。大型クレーン船のうち1隻は米軍キャンプ・シュワブの砂浜に近い地点で海底に沈められていた大型のコンクリートブロックを引き上げる作業をしている。
ボーリング関連作業船などが臨時制限区域に入った後、一部あいていた海上フェンスが全て設置されて閉じられた。
新基地建設に反対する市民らは5日午前8時ごろから抗議船やカヌーで抗議をしたが、ボーリング関連作業船などが臨時制限区域に入る前後に海上保安庁に拘束された。
関連する作業船は全て現場に到着したとみられ、海上ボーリング調査やコンクリートブロックの投下は5日午後にも始まる可能性がある。【琉球新報電子版】