「しろま候補」がなんじぃ破る PR大使選ぶ模擬投票 南城市・船越小


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 【南城】「南城市PR大使」を選ぶ模擬選挙が1月26日、南城市立船越小学校(兼島景秀校長)で実施された。社会科の授業で学んだ選挙のやり方を実践してみようと、実際に候補者を立てて6年生が初めて投票した。

 小体育館に児童50人が集まった。照屋盛康市選挙管理委員長、津波悟選管・監査委員事務局長らが見守る中、主催者代表の運天貴也南城市明るい選挙推進協議会長が趣旨と方法を説明した。

 立候補者の2人が紹介され、市社会福祉協議会職員の「しろま」(城間盛次さん)と、市マスコットキャラクター「なんじぃ」が演説した。

 「しろま」候補は手作りのてんぷらなど市内の特産食品や大型スポーツイベントを誘致、開催すると訴えた。

 「なんじぃ」候補は市のハート型のひげを手入れして各地の行事に参加するほか、外国に出掛けて市のPRに努めると訴え、南城市のまち自慢を演説した。

 静かに聞いていた児童たちは投票用紙へ気に入った候補者の名前を書いて投票箱に投票、開票の結果、「しろま」候補が41票、「なんじぃ」候補が9票で「しろま」候補が圧勝し、運天会長から当選証書が手渡された。

 開票を担当した2組の天久ひなのさん(12)は「お話の内容が面白かったので、しろま候補に投票した。社会人になったら必ず投票に行く」と話した。
(知花幸栄通信員)

南城市PR大使の模擬選挙に参加した船越小6年生=同校