「手話は僕たちの言葉」 沖縄ろう学校発表会、言語条例を紹介


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「手話は僕たちの言葉」とし、県手話言語条例などについて紹介した高等部の学生ら=5日、北中城村の県立沖縄ろう学校

 【北中城】「輝け! 今1つの『和』になる瞬間をみんなに届けよう」をテーマに、沖縄県立沖縄ろう学校の第20回学習発表会・文化祭が5日、北中城村の同校で開かれた。舞台発表、展示の部とに分かれ、日ごろの取り組みを精いっぱい発表した。会場は、子どもの晴れ舞台を見ようと、多くの観客で埋まった。

 高等部は「明日へ」という演目で、手話について多くの人に知ってもらおうと、昨年県議会で可決した「県手話言語条例」などについて紹介。「手話は僕たちの言葉」「皆さんの支えがあれば苦しいことも乗り越えられる」と力強い演技で観客を魅了した。

 高等部3年の松川あかねさんは「笑顔で楽しい文化祭にしようと、最後まで一生懸命に取り組んで来た。素晴らしい成果を残せたと思う」と、文化祭の出来栄えを喜んだ。