琉銀は増収増益 4~12月期決算 株式売却益が増加


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 琉球銀行(金城棟啓頭取)は9日、2016年4~12月期連結決算(対象子会社7社)を発表した。マイナス金利による利回りの低下で、貸出金利息収入は減少したものの、株式等売却益が増加したことから売上高に当たる経常収益は3・4%増の461億8300万円となった。経常利益は2・5%増の92億9300万円となり、経常ベースで3期連続の増収増益となった。一方、、純利益は前期に43億円を計上したOCS(オークス)子会社化による特別利益(負ののれん発生益)の反動減に35・3%減の66億9200万円となった。

 銀行単体の経常収益は、4・1%増の317億200万円。経常利益は3・3%減の76億1600万円、本業のもうけを示すコア業務純益は12・4%減の58億2200万円、純利益は4・4%増の56億900万円となり、経常ベースで、増収減益となった。12月期での増収減益は初めて。【琉球新報電子版】