那覇市第一牧志公設市場組合の粟国智光組合長と、「てぃーだブログ」を運営するてぃーだスクエア(浦添市)の嶌田浩司社長が17日、第一牧志公設市場の新しいウェブサイトと、沖縄旅行の思い出の味がオンラインで買える電子商取引(EC)サイトの開設を発表した。
ウェブサイトは英、中国(簡体字、繁体字)、韓国の3カ国語に対応して市場に入居する120店舗を紹介するほか、若者の利用率が高いインスタグラムといったSNSとの連携など、店舗や商品、地域に密着した情報の発信を強化していく。
1950年に開設された同市場は、県民の台所として生鮮食品や加工品を供給しているが、近年は外国人観光客の来場も急増するなどニーズが多様化している。
粟国組合長は「関心を集める公設市場建て替えの議論も含めて、観光客に限らず市民、県民にも今のまちぐゎーの情報を届けていきたい。国際通り、壺屋やちむん通りともリンクしながら発信を強化し、街全体を回遊する仕組みにしたい」と語った。
組合とパートナーシップ協定を結ぶてぃーだスクエアがウェブサイトを作成。各店舗自身による情報発信に向け、店主や従業員向けのブログ講習会も開いていく。ECサイトはヘリオスファーム(那覇市)が運営し、沖縄食材しゃぶしゃぶセットやあぐー餃子(ぎょうざ)などを販売する。