ビーチサッカー照喜名、日本代表100試合達成 W杯アジア予選へ闘志


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
照喜名辰吾

 ビーチサッカー日本代表のGK照喜名辰吾(32)=琉球エリスリナ=が、今月13日に開催されたタイ5選手権2017のハンガリー戦で、代表の100試合出場を達成した。日本代表では初となる快挙。照喜名は「いい節目だと感じているが、まだまだできる」と力を込める。3月からはワールドカップ(W杯)のアジア予選も始まるため、「本戦出場を目指す」と闘志を燃やしている。

 照喜名は2006年に日本代表に初選出され、これまで7度のW杯出場を経験してきた。今月のタイ5選手権でも守護神として日本のゴールを守り、グループステージを全勝で勝ち上がった。16日の決勝ではハンガリーに6-3で勝利して栄冠をつかんだ。照喜名は、「今の代表メンバーのレベルは高い」とチームの強さに自信をのぞかせる。

 3月から始まるW杯アジア予選に向けて、「近年のアジアはレベルが上がってきているので予選突破は簡単ではない」と気持ちを引き締める。上位3チームには4月にバハマで開幕する本戦への出場権が与えられるが、イランなどライバルが立ちはだかる。

 照喜名は「難しい戦いになるのは分かっているが、国際大会の経験が少ない選手にもアドバイスをしたい」と100試合に出場したキャリアを存分に生かすつもりだ。そして、「自分自身も高いパフォーマンスを見せたい」と拳を握った。

 タイ5選手権を終え17日夜、那覇空港に到着した照喜名に対し、関係者らが出迎え、100試合出場を祝福した。

 照喜名は県内を拠点に活動するビーチサッカーチーム「ソーマプライア沖縄」のメンバーとして活躍。今月1日から新チーム「琉球エリスリナ」を設立して活動を続けている。