琉球新報社 
沖縄県水産課は２１日、２０１６年度「県産海ブドウ品評会」を那覇市ぶんかテンブス館で開いた。県によると県産海産物の品評会は初めて。海ブドウ生産者ら個人・団体でつくる海ぶどう生産者協議会の会員から１６点の出品があり、ホテル料理人や流通業担当者ら１４人の審査員が色や形状などの外観や食感を審査した。
最優秀賞に決まったのは恩納村漁協恩納村支部の銘苅宗和さん。銘苅さんは、一大産地である恩納村での陸上養殖技術の確立に尽力し、農林水産祭天皇杯受賞の経歴を持つ第一人者。色合いや粒の付き具合など完成度の高さが評価された。
出品者の氏名を伏せた審査で銘苅さんの海ブドウが最高得点を記録。代理で表彰状を受け取った恩納村漁協の當眞亮さんは「海ブドウと会話をしているかのように育てる生産者なので、とても良かった」と語った。
優秀賞の個人、団体は次の通り。（敬称略）
久米島海洋深層水開発、伊是名漁協、恩納村漁協前兼久支部・比嘉康夫、同漁協真栄田支部・玉那覇正己、海幸
