沖縄・求人月給16.8万 2011年以降最高、情報誌まとめ


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 求人情報誌「ジェイウォーム」を発行する冒険王(那覇市、佐和田安行社長)は24日、2016年10月~17年1月期の県内の賃金動向をまとめた。県内の好況を背景に最高賃金、最低賃金ともに上昇し、平均賃金は時給の求人で昨年比2・61%増の863円、月給の求人で4・3%増の16万8538円となり、いずれも2011年の調査開始以降、過去最高を更新した。

 月給求人の伸びが大きく、同社は「求人がアルバイトなどの時給雇用から契約社員、正社員などのより安定した雇用形態にシフトしつつある」との見方を示した。

 調査は16年10月から17年1月までに発行された主要求人誌3紙の募集広告を基に、延べ3695社を対象に実施した。求人サンプルは2万26件だった。

 平均賃金の変化を業種別に見ると、時給ベースでは16業種のうち14業種が増加、月給ベースでは13業種が増加した。

 コールセンターの時給は4円増の964円だった一方、月給は3769円減の17万3536円だった。冒険王制作・企画課の仲間優さんは「コールセンター関連は保育園への送り迎えなどに配慮し、勤務時間を短縮した形態の導入が見られる。働き方を重視する人が増えており、今後は雇用の質や働きやすさのニーズが強まる」と語った。県内の賃金動向をまとめた「沖縄の平均賃金データブック2017」(税別231円)は3月1日から県内コンビニや各書店で販売される。