答えは一つじゃないよ 親子40人がてつがくカフェ


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親子らが参加して真剣な討論が行われた第3回りゅうPON!てつがくカフェ=25日、那覇市天久の琉球新報社

 第3回りゅうPON!てつがくカフェが25日、那覇市天久の琉球新報社で開かれた。親子ら約40人が参加し、答えが一つとは限らない問いについて語り合った。新報小中学生新聞「りゅうPON!」で連載中の「てつがくカフェ」に登場するコーノくん(河野哲也・立教大教授)、ムラセくん(村瀬智之・東京高専准教授)、ゴードさん(神戸和佳子・東京大学院生)が進行役を務めた。

 小中学生の参加者を中心に、話し合う「問い」を決めるところからスタート。多数決で「なぜダメと分かっていてやってしまうのか」が選ばれた。子どもと大人に分かれ「心や体、友達に負けたから」「痛い目に遭わないと直らない」などの話が出た。小学4年生の與那嶺陽大君(10)=宜野湾市=は「学校の話し合いよりいい話し合いだった」と語った。

 26日は進行役(ファシリテーター)養成講座が琉球新報社で開かれる。午前10時(初心者向け)と午後1時(中級者向け)から。参加無料で当日受け付けも可能。問い合わせはNIE推進室(電話)098(851)5190、メールnie@ryukyushimpo.co.jp