優秀な人材確保で43社参加 コンベンションで合同企業説明会


この記事を書いた人 松永 勝利
企業の業務内容について熱心に聞き入る学生ら=3日午前、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 来春卒業予定の大学生と専門学生を対象にした県中小企業家同友会の第1回合同企業説明会が3日午前、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で始まった。入場無料、午後4時まで。製造業や情報通信業、建設業、小売業、学習塾など沖縄同友会と東京同友会の会員企業43社が参加した。企業側にとっては求める人材の確保が難しい「売り手市場」とされる今年の採用環境の中、説明会ではスタンプラリーの実施など工夫を凝らしたものとなっている。
 県中小企業家同友会の小渡玠筆頭代表理事は「景気が良い時ほど中小企業の採用は不利と言われている。同友会が一体となることで、優秀な人材の確保につなげたい」と話した。
 琉球大学3年の屋比久愛織(えおり)さんは「IT企業を中心に回りたい。売り手市場と言われているが実感はない。県外のIT企業に就職できるよう就職活動を頑張りたい」と話した。【琉球新報電子版】