沖縄テレビ放送(久保田憲二社長)は15日、那覇市久茂地の同社玄関前で「第39回24時間テレビ福祉車両贈呈式」を開いた。24時間テレビチャリティ委員会から、特別養護老人ホームなどを運営する「久仙会」(久米島町)に車いす用のリフト付きバス1台、知的障がい者グループホームなどを運営する「ぬぶいてぃーだ」(名護市)にスロープ付き自動車1台を、贈呈した。
ぬぶいてぃーだの理事長、大兼久フサ子さんは「グループホームは市街地から車で30分の所にある。これまで使ってきた車両がボロボロになっている。新しい車にいろいろな思いを乗せて活用していきたい」と感謝した。久仙会の武藤淳子理事長は「これまで自分たちの車がなく、利用者の活動が制限されていた。地域と深く関わることができると喜んでいる」と話した。
同委員会は2016年8月27、28の両日の「24時間テレビ」に合わせ、県内各地で寄付金を募り、677万3627円が集まった。同委員会はこれまでに入浴専用車やスロープ付き自動車など計111台を県内の福祉施設などに贈っている。
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