【宜野湾】宜野湾市は9日、市中央公民館で市男女共同参画フォーラムを開いた。「みんなで考えよう! 誰もが輝く社会って?」をテーマに、在沖米国商工会議所会頭で、ヒルトン沖縄北谷リゾート総支配人のレイチェル・デイビッドソンさんを講師に、働き方の多様性や女性の社会進出の現状、課題などを議論した。
デイビッドソンさんは、日本国内で進む高齢化や移民の規制で労働力不足が発生していることを指摘し「日本の経済発展には、女性の労働力が必要だ」と考察。さらに、女性のキャリアアップについて「どのようにキャリアアップするのか、可視化して目標を目に見える形で設定しやすい環境にすることが大切だ」と自身の経験から説明した。
働き方では「女性の場合、子どもや親の世話をする確率が高く、フレックスタイム制の導入も重要。男性もフレックスタイムを活用し、家庭のケアに参加していくことが必要だ」と述べた。