沖縄県内で増えている「子どもの居場所」について考える講演会「広がれ、子どもの居場所の輪!~地域みんなで子どもの未来を応援するために~」(県、沖縄子ども未来県民会議主催)が15日、県庁4階講堂で開かれ、社会活動家で法政大学教授の湯浅誠さんが講演した。湯浅さんは、子どもの居場所づくりの意味を「私たちの暮らしや社会、地域の在り方などを捉え直していくこと」と説明し「子どもを中心にしながら、自分たちのために活動しているのだ」と強調した。
子どもの居場所の機能として(1)食事や学習など直接的な支援(2)大人に関わってもらう時間(3)体験(4)生活支援-の四つを提供することとした。その上で「四つどれも大事だが、あえて、一番を挙げるなら時間だと思う」と話した。さらに「全ての問題で私たち大人が問われている。かわいそうだから支援するのではなく、自分たちの問題だから支援するのだ」と説明した。