「仲間を返せ」 事前集会に300人


この記事を書いた人 松永 勝利
「山城さんら3人の早期奪還を勝ち取ろう」とガンバロー三唱する初公判前の集会参加者=17日午前9時35分、那覇市楚辺の城岳公園

 山城博治沖縄平和運動センター議長らの初公判を前に、「山城博治さんたちの早期釈放を求める会」など5団体は17日午前9時、那覇市の城岳公園で集会を開き「仲間を返せ」と訴えた。市民ら300人以上が集まり、山城さんの顔写真や「不当勾留を許すな」などと書かれたプラカードなどを掲げ、早期釈放を訴えた。
 弁護団の池宮城紀夫弁護士は「これまでの保釈請求は全て却下された。辺野古・高江をつぶすという政府の意思が明確に出ており、この闘いに負けるわけにはいかない」と語気を強めた。
 県民会議の安次富浩共同代表が「裁判所の行為は不当極まりない。必ず勝利を勝ち取ろう」と呼び掛けると、会場から拍手が沸き起こった。
 那覇地裁近くの中央公園には午前8時半ごろから、初公判を見ようと傍聴券を求めて市民や関係者381人が並んだ。【琉球新報電子版】