「今こそ立ち上がろう」 山城議長の歌詞の歌、ゲート前140人熱唱


この記事を書いた人 松永 勝利
「今こそ立ち上がろう」を歌う市民や議員ら=18日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で18日午前、資機材の搬入口となる米軍キャンプ・シュワブのゲート前には約140人が座り込み、工事関係車両を警戒している。ゲート前の抗議行動をけん引してきた山城博治沖縄平和運動センター議長らの初公判翌日となったこの日、山城議長が歌詞を付けた曲「今こそ立ち上がろう」などを歌い、気持ちを一つにした。
 この曲は歌手・加藤登紀子さんの「美しき5月のパリ」のメロディーにオリジナルの歌詞を乗せている。山城議長は「沖縄の未来は 沖縄が開く 戦さ世を拒み 平和に生きるため」と歌詞を付けた。辺野古や高江の基地建設に反対する思いを共有できる曲として、市民らがゲート前の集会などで、時に肩を組むなどして頻繁に歌っている。
 ゲートへは午前10時40分現在、車両の進入はない。
 一方、基地建設が計画されている名護市辺野古の大浦湾海上では18日午前、作業用のクレーン船1隻が汚濁防止膜の設置作業を進めている。市民は抗議船3隻、カヌー19艇で抗議をしている。【琉球新報電子版】