宮古の味、那覇で発信 「島の駅みやこ」開店


この記事を書いた人 平良 正
商品をPRするパラダイスプランの西里長治社長(後列左)、下地義治宮古島商工会議所会頭(同右)ら=18日、那覇市牧志

 宮古島で塩の製造などを手掛けるパラダイスプラン(西里長治社長)は、宮古島の情報発信基地を目指し那覇市の国際通り沿い(牧志交番横)で「島の駅みやこ桜坂市場」を19日にオープンする。宮古島の泡盛や菓子、調味料など50社の商品約300種類をそろえる。宮古島の観光案内やマンゴーの収穫期など季節に応じたイベントも開催する。

 本店となる「島の駅みやこ」は宮古島の特産品を扱う店として宮古島市平良に2013年に開店した。年間売り上げ5億円、100万人が来場する。新店舗の総面積は約330平方メートル。宮古島で限定販売されている泡盛も一部取り扱うなど、全体の3分の2程度の商品が島外初販売の商品となる。

 初年度は売り上げ2億5千万円、来店者数30万人を目標に掲げる。18日に内覧会があり、西里社長は「宮古島の物を売るだけでなく、沖縄観光が盛り上がりを見せる中、県全体ではなく、一部地域に焦点を当てた店も重要になってくると思う」と意気込んだ。