タクシー54年、安全運転 新城さん「緑十字銀章」受け祝賀会


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新城貞正さんと妻の佐江子さん=9日、与那原町社会福祉センター

 【与那原】54年間、タクシー乗務員として安全運転に努め、交通栄誉章「緑十字銀章」に輝いた新城貞正さん(76)=与那原町=の受賞祝賀会が9日、与那原町社会福祉センターで開かれた。

 新城さんは21歳の頃からタクシーを運転してきた。常に交通ルールを守って観光客を案内する一方、交通安全運動期間中には個人タクシー友の会の仲間と、登校する児童たちの安全確保や通勤途中の運転手らに安全運転を呼び掛けてきた。

 これまで県警本部長をはじめ全日本交通安全協会長からの表彰を受けた。今回は警察庁長官・全日本交通安全協会長連名で栄誉章「緑十字銀章」が贈られた。

 祝賀会には与那原署管内の古堅國雄与那原町長、具志堅兼栄南城副市長、宮城清政南風原町議会議長の各市町代表、仲地隆穂署長、交通安全母の会、個人タクシー友の会員らが参加した。石川清敏地区交通安全協会長が主催者あいさつし、大城竹明飲酒運転根絶連絡協会長の音頭で全員が乾杯し祝福した。

 新城さんは「体が許す限り街頭で児童らの交通安全活動を続けていきたい」と感謝の言葉を述べた。(知花幸栄通信員)