伊江村スポ少、初のスキーに挑戦 雪国の生活に触れる


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 【伊江】スポーツ交流で自然を大切にする心と郷土を思う気持ちを育もうと、伊江村総合型スポーツ少年団と滋賀県高島市スポーツ少年団の青少年スポーツ相互交流事業が2月10日から3泊4日の日程で、高島市などで行われた。

スキー体験を通じて交流を深めた伊江村と高島市の団員ら=2月11日、滋賀県高島市の箱館山スキー場

 交流事業は1994年から始まり今回で22回目を迎えた。

 夏は高島市の団員が伊江村を訪れ、マリンスポーツなどを体験し、冬は伊江村の団員が高島市を訪れ、ウインタースポーツなどを体験する。相互の家庭にホームステイし、交流を続けている。

 昨年8月に同市の団員13人と引率者3人が伊江村を訪れ、城山登山やマリンスポーツを楽しんだ。

 今回は村教委の東江民雄教育行政課長を団長に13人の団員と引率者4人が同市を訪れた。対面式では夏に交流した同市の団員と半年ぶりに再会し、夕食を共にして団員宅でホームステイした。

 2日目は箱館山スキー場でスキー体験をした。ほとんどの団員がスキー初体験で、何度も転びながらも指導員から基本を学び、数時間後には数人がゲレンデを滑り降りるまで上達し、周囲を驚かせた。

 南国では味わえないかまくら作りや雪合戦に歓声が上がった。

 宮城菜々美さん(西小6年)は「初対面の人と接するのが苦手だけど、自分から積極的に声掛けしようという気持ちになった。この体験を生かしてさまざまなことに挑戦していきたい」と語った。(金城幸人通信員)