アジア最大の航空会社商談会「ルーツアジア(ROUTES ASIA)2017」(主催・英国UBM、UBMジャパン)が19日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。21日まで。日本での開催は初めて。沖縄観光の魅力や2020年に完成する那覇空港第2滑走路のPRに加え、沖縄と結ぶ新たな航空路線の誘致を促す起爆剤として期待される。同イベントには世界各国から航空会社約200社、空港会社約300社の航空路線決定者や観光開発の担当者らが参加した。
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世界大手のフィンエアー(フィンランド)やエティハド航空(アラブ首長国連邦)などアジア路線に関心がある航空会社などが商談会に臨む。
19日の開会式典には翁長雄志知事やUBMグループのブランドディレクター、スティーブン・スモール氏らが出席した。翁長知事は「参加者らに沖縄の自然や文化に直接触れてもらうことにより、今後沖縄への新規就航につながると期待する」とあいさつした。
スモール氏は琉球新報の取材に「ルーツアジアの沖縄開催は、21年度までに1200万人の入域観光客数を目標としている沖縄県の力になれることを確信している」と述べた。
「ルーツ」とは、UBM社が1995年から実施している世界有数の航空路線開設商談会。毎年、「ルーツ」の世界版「ワールドルーツ」のほか、アジアや北米などでも地域版商談会が開かれている。県は12年から「ルーツアジア」の県内開催を誘致してきた。
シンガポールから来た参加者は「初めて沖縄を訪れた。非常に魅力的な観光地で、今後沖縄と結ぶ新規路線の開設について調査する余地がある」と述べた。
英文へ→Asia’s biggest business meeting held in Okinawa to attract airline companies worldwide