【うるま】美来工科高校の生徒10人がこのほど、建築物の設計などを手掛けるクレールアーキラボ(うるま市、畠山武史代表)と共同で商品を開発した。
コンクリートの建物を造る過程で、型枠を取り付けるために使用する金具の部品ピーコンの跡を活用してデザイン性を高めて物を掛けたり、棚を取り付けたりすることができる。機械システム科の企業との共同開発は初めて。
材質や長さを変えて60本を一つずつ製作した。班長の與那覇真次さん(3年)は「1、2年生で学んできたことを発揮できた」と胸を張った。
クレールアーキラボの畠山代表は「手作業で作ったとは思えない、きれいな出来だ。顧客の家で実際に使ってみたい」と述べた。