【中国時報】スパイ容疑留学生拘束 台北地方法院


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 台湾の政治大学に留学していた大陸の男性が10日、「国家安全法」違反の疑いで、台北地方法院に身柄を拘束された。彼は台湾の多くの公的機関や学校などで機密情報を収集するスパイ活動を行っていたとされている。男性は遼寧省の出身で昨年政治大学を卒業し、先月から投資経営管理の名義で台湾に入り、小さな会社の社員として雇われていた。

 男性はソーシャルメディアの微信で外交部(外務省)の若い官僚と頻繁に連絡をとり、多くの機密情報を密かに探っていた。さらにこの官僚を日本に招聘(しょうへい)し、国外で報酬を払おうとしたため、その官僚が奇異に思って上司に報告して事態が発覚した。すでに男性のスマートフォンやパソコンを押収している。