【中国時報】理工系女子が不足 台湾、科学発展へ不安材料


社会
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 台湾では、75%を超える人が、理工系に関係する学部で勉強した女性が科学系の仕事に従事することを望んでいない。現在は「男は理系、女は文系」という固定観念が揺らいでいるようにみえるが、多くの父母が娘に理系の学科に進んでほしくないと思っている。

 娘が将来なってほしい職業のベスト3は看護師、教員、会計士で、42・9%の親が、女性が理工系の学部に進学した場合「将来の就職が探しにくい」ということを心配している。学者は、親たちは口では理系文系にこだわらないというが、本音では固定観念が強いとみる。

 実際に理系に進む女性はわずか3割しかおらず、科学技術で経済を牽引する台湾にとって、科学技術の人材が不足している状況は、大きな問題ととらえている。