キングス今季初5連勝 Bリーグ第46戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区4位=21勝24敗)は25日、京都府のハンナリーズアリーナで京都ハンナリーズ(同5位=21勝24敗)と今季第46戦を行い、89―78で勝利して、今シーズン初の5連勝を果たした。

 キングスは第1クオーター(Q)から攻撃が好調で、岸本隆一や喜多川修平が中心となって点を重ねた。第2Qも着実に加点して、前半は46―36とリードして終えた。第3Qも各選手が連係を深めて点を重ねたものの、勢いを増した京都に詰め寄られた。第4Qに一時、同点とされたが、田代直希や喜多川が冷静に3点弾を沈めて再びリードを広げた。

 京都との第2戦は26日午後2時から同会場で行う。(観客2598人)

キングス 22勝24敗
 89―78(25―17,21―19,18―22,25―20)
京都 21勝25敗

◇ゲームプラン高い
 伊佐勉HC(キングス)の話 ゲームプランの遂行レベルが高かったことが勝利できた要因だ。しかし40分間、目指すプレーができているわけじゃない。明日もしっかり戦いたい。(西地区で)混戦が続くが、一戦一戦、しっかりキングスらしいプレーをすることを最優先に考えている。

◇集中力切れず突き放す

 キングスの集中力は途切れなかった。10点リードで迎えた第3Qの終盤から京都の猛攻を受け、第4Q残り約8分で同点とされた。しかし、その直後に田代直希が3点弾を沈めると、喜多川修平はファウルを受けて得たフリースロー2本を確実に沈めた。

 田代と喜多川はその後も外からリングを射抜き、京都を引き離す原動力となった。喜多川は「練習からチームを活気づけることを意識している」と胸を張った。

 得点力のあるレイショーン・テリーが左膝に違和感を覚え、この日は大事を取って出場を控えた。厳しい状況だったが、各選手がしっかりとカバーした。第1Qから細かくパスをつないで好機をつくり、日本人選手を中心に点を重ねた。

 田代は「テリー選手の不在で攻撃が弱くなると考えたので、思い切りよくシュートを打つと決めていた」と振り返る。

 第3Qの終盤から追い上げられても、守備で足を止めず、大事な場面では相手のミスを誘発した。喜多川は「抑えるべきところを抑えられた」と感じている。

 この日は難しいシュートもことごとく決まり、フィールドゴール成功率が63%と高かったことで白星をつかめた。ただターンオーバーが18と多く、ミスから失点した場面も目立った。アウェーで連勝するためにも、攻守で好調を維持したままミスを減らしていくことが必要になる。