海外客も買い物スムーズ ライカムで翻訳機 実証実験


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
実験で話し掛ける観光客=3月27日、北中城村

 【北中城】イオンモール沖縄ライカムとログバー(東京都、吉田卓郎代表)は3月27、29の両日、北中城村の同モールで「ウェアラブル翻訳機ili(イリー)」の実証実験をした。ログバーが開発したイリーは、言葉を即座に音声で翻訳する。実験に参加した台湾からの観光客と店員がイリーを介して話した。

 イリーの実証実験はライカム内の12店舗で実施された。ログバーの最高マーケティング責任者の伊藤達哉さんは「イリーを導入すれば、国内旅行の安心感を持ちながら海外で異文化に出合える」と語った。現在は日本語と英語、中国語に対応している。実験結果を受け、ログバーは語彙(ごい)や文章を増やすなど機能向上を図る。

翻訳機のイリー

 イオンモール沖縄ライカムの比嘉ちずのさんは「モールでも導入したいと考えている。サービスの向上につながる」と話した。