歌って新基地反対の意思示す 名護市辺野古のシュワブゲート前


この記事を書いた人 松永 勝利
歌を歌い新基地建設に反対する意思を表した集会参加者=8日午前11時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で、キャンプ・シュワブのゲート前では8日午前、約180人が集まり、歌を歌い新基地建設に反対する意思を表した。
 4月8日は世界中で女性の解放を訴える歌「I can’t keep quite(もう黙っていられない)」を歌い、ピンクのものを身に着けて連帯を示す取り組みが行われている。
 この取り組みをシュワブゲート前でも実施しようと提案したのが名護市に住む東恩納ちえ子さん(44)。東恩納さんは「ゲート前は女性の座り込みも多く、何かできないかと思っていた。米軍基地のせいで沖縄ではたくさんの女性がレイプや殺人などの被害に遭っている。そのことをアメリカで女性解放運動に取り組んでいる人にも知ってほしい」と話した。

クレーンで汚濁防止膜を海上に下ろす作業台船=8日午前10時半、名護市の大浦湾

 沖縄防衛局は午前から沖合で汚濁防止膜の設置作業などを行った。汚濁防止膜を積んだ台船がクレーンで膜をつり上げ、海に下ろしている。ボーリング(掘削)調査のやぐらを載せた台船でも作業員の姿が確認された。カヌー14艇が抗議している。【琉球新報電子版】