4月8日は「島ヤサイの日」 スーパーなどで試食会


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
農家直送の新鮮な島野菜を吟味する来店客ら=8日午後、与那原町のファーマーズマーケット与那原あがりはま市場

 「島ヤサイの日」に当たる8日、県内各地のスーパーマーケットなどでは島野菜や県産野菜を集めたコーナーが設けられた。来店した買い物客に試食を提供し、沖縄の伝統的農作物の魅力を発信した。
 農家直送の新鮮食材が店頭に並ぶファーマーズマーケット与那原あがりはま市場では、ヨモギやハンダマを使った家庭でも簡単にできる創作料理5品の試食会を実施した。「はい、栄養たっぷりでおいしいよ」と、来店客一人一人に試食品を手渡す同市場の職員で食育ソムリエの上原厚子さんは「『フーチバー豆乳プリン』が一番人気だよ」と満面の笑顔で話し掛けた。
 西原町から週に1度は店に足を運んでいる嘉弥真和子さんは「健康の秘訣(ひけつ)は新鮮な島野菜をたくさんいただくこと。おいしくて栄養価も高いからこそ、若い人にもぜひ、勧めたい」と述べた。
 県は2015年、沖縄の伝統野菜の消費と生産の拡大を図る目的で、4月8日を「島ヤサイの日」に制定した。①戦前から食されている②郷土料理に利用されている③沖縄の気候・風土に適合している―の3条件を満たした28品目が島野菜として認定されている。【琉球新報電子版】