川守る人々の思い咲き誇る チブガーラでオクラレルカ祭


この記事を書いた人 松永 勝利
来場者の目を楽しませるオクラレルカ=8日午後、西原町千原

 【宜野湾・西原】第3回オクラレルカ祭(チブ川保存会主催)が8日、宜野湾市志真志と西原町千原の間を流れる川「チブガーラ」沿いで始まった。保存会が栽培し、手入れしているオクラレルカやクメノサクラの花を楽しむことができる。祭りは8、9日の両日開催され、午前10時から午後4時まで。
 オクラレルカは例年、4月上旬に見頃を迎えるが、今年は4月中旬から満開となる見込み。花が白から次第に桃色に変化するクメノサクラも植えられており、満開となっている。

オクラレルカの隣で鮮やかな花を咲かせるクメノサクラ=8日午後、西原町千原

 祭りの開催中に限り、日ごろは立ち入り禁止となっているチブガーラの源流・道田井(ドウタガー)を訪れることができる。隣接する宜野湾市の志真志ハイツ集会所では木の実を使った装飾品を作るクラフト教室が開かれている。
 保存会の安森敏男会長(66)=市志真志=は「来週から見頃になり、今月いっぱい楽しめるはずだ。クメノサクラを見たいなら今がいい」と話した。【琉球新報電子版】