「金はひととき 悲しみは200年」 辺野古新基地建設の抗議行動


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍キャンプ・シュワブへの車両の出入りを阻止しようとする市民=10日午前11時40分すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は10日午前、海上作業を実施した。米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、新基地建設に反対する市民ら約50人が建設資材搬入を阻止しようと座り込んだ。「金はひととき、悲しみは200年」と書かれたプラカードや、米国によるシリアへのミサイル攻撃を伝える新聞記事を掲げ「なぜ人の国を破壊するのか」などと英語で抗議した。
 午前9時すぎ、シュワブ内への資材搬入が始まり、県警の機動隊員が市民らをごぼう抜きして排除した。砕石や土砂を積んだダンプカーやコンクリート車など約30台が基地内に入った。
 午前11時すぎには市民がシュワブのゲート前に立ち、工事や米軍関係の車両の出入りを阻止しようとして一時騒然となった。
 海上では午前10時現在、瀬嵩側の浮具を陸寄りに広げる作業が確認された。この後、汚濁防止膜を設置するとみられる。【琉球新報電子版】

英文へ→“Money is temporary but sorrow continues for 200 years,” say citizens against new base construction in Henoko