「冷静、毅然と対応」 石垣海保 遠山新部長が会見


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就任会見で抱負を述べる遠山純司石垣海上保安部長=12日、石垣港湾合同庁舎

 【石垣】第11管区海上保安本部石垣海上保安部長に1日付で就任した遠山純司(あつし)氏(56)が12日、石垣港湾合同庁舎で就任会見を開いた。尖閣諸島周辺海域での領海警備について「法執行機関として、事態をエスカレートさせないように冷静かつ毅然(きぜん)とした対応を続けていく」と述べた。

 マリンレジャーでの安全対策や台風による被害・海難などへの対応にも従来通り注力するとして、「八重山地区の皆さんが安心・安全に暮らすことができる平和で豊かな海を守るために、全力で業務に取り組む」と抱負を語った。

 尖閣諸島での領海警備専従船として、10隻が石垣海上保安部に所属している。尖閣対応のための職員増加により、同保安部は国内最大の海上保安部となっている。

 遠山部長は熊本県出身。前任は11管本部で領海警備担当の次長を務めていた。石垣での勤務は初めて。